やっぱり迷惑?「バレンタイン禁止令」が続出している職場のリアル

バレンタインでは最近、女性が同性の友人にチョコをプレゼントする“友チョコ”や、気になるチョコを自分にプレゼントする“自分チョコ”などのカルチャーがすっかり定着しました。しかし、職場でのバレンタイン事情は少し変わってきています。女性社員にとって負担の大きい義理チョコについて、明確に「禁止令」を出す会社もあるのです。働く男女に本音を聞き、最新のバレンタイン事情を調査しました。(フリーライター 周防美佳)

バレンタインは迷惑?チョコを購入する女子は減少

マクロミルが今年1月に実施した「バレンタイン定点調査2019」によると、バレンタインチョコを「購入する」と答えた女性は77.9%で、昨年(2018年)より7.3%も減っています。毎年10万人近くを動員するチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」は今年も開催されますが、少しブームが落ち着いてきたのかもしれません。

一方、男性は「購入する」が25.4%で、昨年より3.1%増加。2008年頃から森永製菓が仕掛けた、男性が女性にチョコを贈る“逆チョコ”という文化が少しずつ根付いてきたのでしょうか。チョコレート好きは男性よりも女性の方が圧倒的に多いので、“逆チョコ”は理に適っていますね。

職場のバレンタイン事情に異変アリ!「禁止令」を出す会社も

「バレンタインチョコを購入する」と回答した男女の贈り先で、堂々の1位に輝いたのは“本命”でした。自分への“ご褒美チョコ”、家族への“ファミチョコ”が続き、“義理チョコ”は第4位。昨年と比較して、女性は2.3%減、男性は0.5%減と“義理チョコ”を贈る人は減少傾向です。男女別に見ると、女性の方が男性の約3倍も多い結果に。バレンタインデーは、やはり「女性が男性にチョコを贈る日」という認識は変わらないようです。

ただし、ロッテが2018年10月に実施したバレンタインに関する意識調査では、「昔に比べて義理チョコをもらう数が減った」と回答した男性が実に74.3%に上りました。

また、「働く男女」を対象に取材したところ、「会社で禁止されているので、義理チョコは渡さ(せ)ない」という回答も多く見られました。

・「女性が少ない部署もあり、変にお互いを気にしてしまうのも良くないので、職場で禁止されています」(20代女性・営業)
・「職場で“お歳暮なども含めて控えるように”と言われています」(30代女性・経理)
・「バレンタインは楽しいので好きですが、職場で禁止されているのであげられなくて残念」(40代女性・事務)

日本法規情報によると、「職場内バレンタインデー禁止令」について、中立派が過半数を占めるものの、「賛成」が37%。異議を唱える人はたったの10%に過ぎませんでした。「そこまで会社が決めないといけないのか」という声も聞こえてきそうですが、「職場内バレンタインデー禁止令」が当たり前になっていく可能性は高そうです。

「とは言え、ただの禁止ではつまらない……」そう考えたとある外資系企業では、まったく新しい観点でバレンタインのイベントが行われました。それは『Bye bye バレンタイン』というもの。社内では感謝の“気持ちだけ”を贈り合うことにして、“モノ”を買う予算をそのまま恵まれない子どもたちに寄付しようという企画はとても好評だったとのことでした。確かに、こういう形で職場内バレンタインデーを“禁止”にすれば、バレンタインがより価値のあるイベントになりますね。

職場内バレンタインはデメリットしかない?➡

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