マスコミとは違った災害時の役目
「スマートサプライ」という新しいシステムで、アマゾンの「欲しいものリスト」と連携させ、毛布を支援するプロジェクトも立ち上げました。TwitterやFacebookで支援を呼びかけ、あっという間に毛布が集まり、被災者の方にお届けすることができました。(その時の様子が取材された記事<「いまできること」>)
「炊き出し」や「支援物資のフリーマーケット」のメンバー募集も、SNSが威力を発揮しました。そのほか『KUREP』の活動レポートを見て、支援物資を集めてくれたり、寄付を申し出てくれたり、ボランティアに来てくれたりした皆さま。ネットが紡ぎ出した見えない思いのやり取り、実際に生まれた温かい絆です。みんな、みんな有り難う。本当に有り難う。
被災地のマスコミ報道が徐々に少なくなる中、現場に出向いて目の前の人と握手して、SNSで様子を伝える『KUREP』の災害時の役目は、実に手応えのあるものでした。(西日本豪雨災害のレポートは『KUREP』の別冊として、新しくアメブロにまとめています)
西日本豪雨から半年が過ぎ、7ヶ月目になろうとしています。呉市の都市機能はほぼ回復しました。後は時間のかかる個人住宅や土地の問題、山や川を整備する国や県の問題など、外部の「支援の手」が出しにくい問題が残るばかりです。
もともとは呉エリアのグルメや面白いスポットを紹介するために立ち上げた『KUREP』も災害情報に飲み込まれていました。災害レポートは「別冊」にまとめ、呉エリアの楽しい情報をまとめた本来の『KUREP』に、ぼちぼちマインドセットです。
SNSとWEBで情報発信することの大切さを噛み締め、節分・立春を迎えたいと思います。暦の上では、もう春が近いのですね!「立春大吉」、良い春が来ますように。
◇浦山 寧子 ウラヤマ ヤスコ
Office Unite☆ Unit(オフィス ユナイト ユニット) 代表
1969年生まれ。広島県呉市在住。取材執筆&編集、ライター。新聞やタウン誌の編集や記者を経て、デジタル媒体へ。
FBページの構築&コンサル、企業PR、イベント企画など。SNSエキスパート上級。フードアナリスト。
中小企業庁の専門家「ミラサポ」専門家や創業サポーターなど、行政の仕事も。自主運営するオウンドディア「KUREP」編集長。