平成30年西日本豪雨で、SNSのひとつの「存在理由」を知った!

浦山寧子の自分でできる手作りプロモーションの世界 第四回

「西日本豪雨」は、思いもしないタイミングでやってきた。

忘れもしない、2018年7月6日の午後7時過ぎ。外は数日前から降り続く雨。
自宅で夕飯を食べ終えて、のんびりしようとしている頃に、携帯から「ピロンピロン」とアラームが鳴りました。最初は子どもたちと「警報やアラームと、大げさじゃねぇ」と笑っていたのですが・・・。

何度も鳴るアラームに、次第に心細くなってきました。
FacebookやTwitterで確認してみると「国道の土砂崩れで足止めされている」「電車(JR呉線)が動かなくなった」「水が上がり始めた」という情報が出るように。
友達とスマホでやり取りしていた娘が「ママ、お友達の家に水が入ってきたって!」と声を上げました。ぞわぞわと背中に嫌なものが走ります。

まずは、自分たちの「身の安全」を確認し「避難勧告」を告げるスマホの画面を見ながら「避難所に移動するより、自宅(マンション)にいるのが一番安全だ」と判断。
備蓄の水、食料はあり、カセットコンロもガスボンベの予備もありました。

「大丈夫だよ、何とかなるって」。
落ち着かせるように、子どもたちに声をかけましたが、現況チェックのためにスマホの画面からは目が離せませんでした。FacebookやTwitterなどを使い、リアルタイムで可能な限りの情報をかき集め続けました。「JR呉線に土砂が流入」「国道が通行不可」「倒木」「浸水」。
帰路を絶たれて取り残された人が「帰宅難民」になってしまってる様子が、リアルに伝わってきます。

こういう非常時は「デマ」が出やすくなります。
間違った情報を発信・拡散しないよう、出来るだけ日々の交流がある「友人」やリアルに面識のある「知人」など、情報源の確かなアカウントをチェックし、そこにポストされてくる「情報」を整理しながら、『KUREP』や自身のTwitterでリアルタイムに発信することを心掛けました。

状況は、どんどん深刻さを増すばかりです。
6日の夜半、ハッキリと思い知らされます。「呉に出入りするほぼ全ての交通網が遮断された。呉は陸の孤島になったんだ。どうしよう!」
「不安」と「興奮」で寝るに寝られず、布団には入ったものの、時折鳴る「アラーム」ですぐに飛び起きる始末です。
「明日はどうなるんだろう?」
うつらうつら、ぼんやりする頭を抱えながら、夜明けを迎えます。

7日の朝、街は不気味なほど静かでした。
ベランダから国道を見ると(我が家は国道沿いのマンションなのです)、通常よりかなり車の数が少ない状況です。
幸い近所には「浸水」がない模様なので「とにかく、自分の目で見て確認した事を発信しよう」と車を出して「パトロール」に出かけました。近所の黒瀬川は、これまで見たことの無いような濁流が勢いよく流れ、もう少しであふれそうな水位になっていました。

「当日のTwitterより」
7月7日。11時過ぎ、横路エリア、浸水していました。
黒瀬川(広大川)では、古い木造の橋が流されています。
まだ流れが早く、危険な状態です。
#呉市#大雨#災害情報#黒瀬川#横路

「大きな被害がありませんように」と、祈りながら車を走らせました。
途中、スーパーやガソリンスタンドに立ち寄り、商品の品揃えやガソリンの供給状況などを発信。取材のさなか、午後からは「水道が出なくなる」という情報があり、すぐにバスタブにお水を貯めておくことなど、生活関連や飲食店の情報、助け合う気持ちなどを、SNSで呼びかけました
なにせ、これから物流がストップするのですから・・・。

→情報が蓄積されて、徐々に災害の過酷な状況を理解!
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松下幸之助

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