海外で史上最高値を更新しているジャパニーズ・ウイスキーの秘密

銀座のお客様がそっと教えてくれた成功する資産術<その三>

こんにちは、浅川です。前回は長期投資の王道である高級ワイン投資をご紹介いたしましたが、実は数年前からオークションで史上最高値を更新し続けているものがあります。そう、日本で製造されたウイスキーです。数年前にワイン投資について取材にいらしたマネー雑誌や週刊誌の方達に対して、私は「今は高級ワインよりも日本のウイスキーを購入したほうがいいですよ」とお伝えしたのですが、どこの雑誌も取り上げてくれませんでした……。
<前回の記事はコチラ>

200万円のウイスキーが2年で1430万円に!

香港のアセットマネジメント会社から3年前に連絡があり、「日本のヴィンテージ・ウイスキーを集められるだけ欲しい」と言われました。「日本のウイスキー!?」と思いつつ、話を伺ってみると、2015年8月、香港で開催されたオークションで日本の「軽井沢1960」がウイスキーとしては史上最高値の1430万円で落札されたというのです。

最初にこの金額を聞いた時は「1本で!?」と驚きました。Bloombergのニュースによれば、「軽井沢1960」は52年熟成の樽から2013年に41本だけ瓶詰めされた貴重なものです。当初の販売価格は税別200万円でしたから、2年4ヶ月で7.15倍に値上がりしたことになります。月平均で7.56%、年平均ではなんと240%の上昇率です。

日本では、サントリー、そしてニッカのウイスキー製造の開拓者であった竹鶴政孝の生涯を描いたNHK連続テレビ小説『マッサン』(14年9月~15年3月放送)がウイスキー人気に火をつけました。それが原因で、ジャパニーズ・ウイスキーが一時的に品薄になったと、日本では多くの方が思っておられました。

日本人が知る前から海外で大注目されていたジャパニーズ・ウイスキー

しかし海外では、もっと以前からジャパニーズ・ウイスキーが注目されておりました。03年に世界で最も権威がある酒類品評会「インターナショナルスピリッツチャレンジ」ISC)でサントリーの山崎12年が金賞を受賞して以来、世界的品評会で、サントリーやニッカだけでなく軽井沢など日本の様々なウイスキーがほぼ毎年、受賞してきております。(受賞歴のリンクはこちら)

サントリーは、モルト(原酒)が入った樽がすでになくなっており、山崎18年、山崎12年、白州18年、白州12年は販売終了。現在では、ノンヴィンテージの山崎や白州でさえ入手困難となっております。驚かされる話は、まだまだ続きます。

落札額1億円超えの「軽井沢」ブランドウイスキーとは?➡

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