なぜ留学?小室圭さんのキャリア形成を絶対に真似してはいけない理由

逆風の国際弁護士になって、小室さんはどうするのか?

ただし、小室さんが入ったのは「JD」(法務博士、Juris Doctor)の3年間コースではなく、「LLM」(法学修士、Master of Laws)の1年間コースとも言われています。とすると、LSATは「LLM」の終了後に受けることになり、ここでかなりのスコアを取って「JD」コースに進むことになります。

すでに弁護士資格を有していれば「LLM」だけで帰国して弁護士活動ができますが、彼の場合そうではないので、米国(ニューヨーク州)で弁護士になるために「JD」の資格修得が必須です。そうして、州の司法試験(Bar Exam)を受験して合格し、晴れて国際弁護士となるわけです。

ただその場合、ほとんどは現地の法律事務所で数年間働くことになります。となると、小室さんは、いったいいつ日本に帰ってくるつもりなのでしょうか?

現在、米国は弁護士の数が多すぎで、過当競争時代に突入しています。弁護士の社会的地位は日本ほど高くありません。さらにAIの発達でパラリーガルの仕事はなくなりつつあり、弁護士の仕事ですらAIに置き換えられようとしています。

このような厳しい状況で、はたして小室さんの努力は実るのでしょうか? もし実ったとしても、それはあと何年も先のことになるでしょう。

社会学者の古市憲寿氏は『とくダネ!』(フジテレビ系)で、「(小室さんの)鈍感力はすごい」と“絶賛”していました。ちなみに、小室さんの大好きな曲は、ビートルズの『レット・イット・ビー』(なすがままに)だそうです。

◇山田 順(やまだ・じゅん)
作家、ジャーナリスト、出版プロデューサー。
1952年横浜市生まれ。元光文社ペーパーバックス編集長。メディア、経済、ビジネスを中心に執筆活動中。主な著書は『資産フライト』(文春新書)、『新聞・出版 絶望未来』(東洋経済新報社)、『中国の夢は100年たっても実現しない』(PHP)。近著は『東京「近未来」年表』(さくら舎)。

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