イオンは21日、スポーツECプラットフォームを展開するドイツのSIGNA Sports United GmbH(SSU社)へ出資すると発表した。出資金額は公表していない。出資比率は7.5%。
SSU社は世界17カ国で約80のネットショップを運営し、自転車やテニス、アウトドア用品などを取り扱うスポーツECプラットフォームを展開。自転車の組立や自動化された物流システムのほか、独自のソフトウェアでAIを活用した最適な価格設定のノウハウや、ウェアのパーソナルカスタマイズなどによる高い顧客提案力を有している。また、オンライン専門スポーツコンテンツに特化し、高い支持を受けている。
イオンはグループ戦略のひとつとして「デジタルシフト」を加速するとともに、これまで店舗中心だった投資をIT・デジタル・物流に重点を置く「投資のシフト」を打ち出している。
イオンは今回の出資により、SSU社のAIを駆使した商品提案のノウハウを幅広い分野で活用し、同社の持つスポーツECのビジネスモデルやECノウハウを積極的に活用し、イオンの「デジタルシフト」の成長を加速させる考えだ。