1年で5倍になることも!高級ワインという名の美味しい投資法、あります。

銀座のお客様がそっと教えてくれた成功する資産術<その二>

こんにちは、投資家の浅川夏樹です。前回は、世界中のお金持ちが高級ワインを所有しているというお話でした。今回は、具体的に高級ワインに投資する際の注意点をお伝えいたします。
連載第一回はコチラ

ワインは瓶だけでなく樽でも取引される

リーマン・ショックの余韻が残った2009年5月に、私は高級ワインを購入してみました。08年ヴィンテージには、世界で最も影響力のあるワイン評論家、ロバート・パーカー氏が高く評価したボルドーの1級シャトーのワインが多くありました。ワインはボトルで取引されているだけではなく、瓶詰される前の樽に入っている「プリムール」の状態でも取引されています。その08年ヴィンテージの「プリムール」の価格は、例年よりも低かったのです。

ロバート・パーカー氏が様々なワインを100点満点で評価する「パーカーポイント」の点数で、ワイン価格が急騰あるいは急落することは珍しくありません。パーカーポイントは、瓶詰め前の樽入りの時点、そして瓶詰めされた時点で付けられます。
※Robert Parker Wine Advocate

※こちらのサイトもワイン銘柄のポイントで参考になります
Bordeaux 2004-2017 Left bank

ワインは株式と異なり、銘柄選びはそんなに難しくありません。株式ですと会社の四半期ごとの決算発表や不祥事などで価格が頻繁に動きますが、ワインはそうしたことがありません。ワインの価格は、世界的に景気が後退すると下がります。リーマン・ショックでワインが大きく値下がりした09年から、中国の富裕層が高級ワインを買いあさっているのは、投資家の行動として圧巻としかいいようがありません。

私が購入した08年物シャトー・ラフィット・ロートシルトのプリムールの初回販売価格は、1ケース 3,500ポンド(当時69万円前後)でした。3,700〜3,900ポンドで3ケースほど購入してみると、1年が過ぎた頃には約1万8,000ポンドにまで高騰しました。

なぜかというと、蔵元がボトルのエチケット(ラベル)の上に漢数字の「八」を刻印したのが要因です。「儲かる」を中国語で「発財」と言います。「発財」の「発」と漢数字の「八」とは中国語で同じ発音なので、「八」は中国人にとってラッキー・ナンバー。ですから中国人のお金持ちの買いが殺到したのです。

※Liv ex Lafite Index

高級ワインはどこで仕入れればいいの?➡

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