他人に「インパクト」と「余韻」を与えられる人間になる

心を据えるビジネス道 第五回

ビジネスは一人ではできない!
そうすると「ご縁」それも「良いご縁の輪」にどう加えてもらうか、どう作っていくかが、大切になります。
ビジネスパートナーに良い影響を与え合う基本が「インパクト」と「余韻」だと思うのです。
第四回  ご縁が出来たら「何をどう学ぶか」を考よう! はコチラ

交流した相手の心に何かが残る「余韻」

前回は、ご縁の輪の中で生きていく中で、私の「大事なご縁」の先である渡邊五郎さんから教わった「したたかなれど、しなやかに、されど野暮でなく、艶やかに」という、いつの間にか私の座右の銘となったフレーズを、私なりの解釈でお話をさせて戴きました。

その五郎さん自身が言われているのですが、「我々の周囲には、余韻の足跡を絶えず残していかれる方がおられるものです。あの方と一緒にいると『何かが残る、何とも言えない余韻が残る』という人間になりたいものです。神様は私たちに、そうした人間になれる可能性とチャンスをのこしてくれているように思います」というのものがあります。
私からしたら、五郎さんその人自身が、そんな「余韻の足跡」を絶えず残している方で、五郎さんと酒を飲みながら話していると、絶えず、話題や内容だけでなく、その時に使われる言葉一つ一つに、いろいろな「余韻」が残るのです。
私自身も、五郎さんが言われている「あの方と一緒にいると『何かが残る何とも言えない余韻が残る』という人間」になりたいものだと、いつも思っています。

私が五郎さんとお話していて、好きな言葉の一つが「余韻」という言葉なのです。
なんとなく「良い感じ」に思えませんか。
「余韻」。
いろんな方と食事をした後、家路につく間に、その会食の時のお話を思い出しながら、その「余韻」に浸る。とっても好きな時間です。
ただ、当然のことながら「余韻」の残らない人や楽しくない会食もあるわけで、そういうケースを「反面教師」としながら、自分自身は、相手の方に「余韻」を残すことができるような人になりたいなぁ、と思っています。

「ご縁の輪の中」で生きていくためには、そのご縁に「ふさわしい人」でなければならないわけで、いろいろな「ご縁の輪」がある中で、やっぱり「良いご縁の輪の中」にいたいものです。
「良いご縁の輪」というのも説明するのは、とても難しいことなのですが、一つは、お互いに「余韻」の残せる人と人の繋がりがある「ご縁の輪」というものは、きっと品のよいご縁なのではないかと思います。
ただし、そんな「余韻」が残るような良いご縁の輪の中にいるためには、自分自身がそのご縁の輪に、ふさわしい人間になれるように、自分を研磨し続けることが大事なのだと思います。そのためにも「しなやかさ」「したたかさ」「艶やかさ」というものは、大事な要素なのかなと思っています。
→他人の心に入り込む「インパクト」とは何か?

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