こんにちは、浅川夏樹です。このコーナーでは、銀座に来られるお客様たちがどのように思考、行動して仕事で成功し、資産を増やしているのかをご紹介いたします。
人生も色々ですが、成功しているお客様も色々です。
会社でトントン拍子に出世される方、立ち上げた会社を上場して株式市場から巨額の資金を調達される方、自分の会社を未上場のまま経営して資産を増やしながら節税に長けている方、株式に投資する方……実に色々ですが、それぞれ、皆さまが興味をもったお話をお伝えさせていただきます。
4大資産のメリットとデメリット
さて、日本のみならず世界中で、お金持ちが所有している代表的なものといえば、次の4つです。
- 不動産
- 美術品、骨董
- 金(ゴールド)・プラチナ
- 高級ワイン
不動産はお金持ちに人気です。不動産を担保にすれば銀行がお金を貸してくれる、地価が値上がりすれば資産価値が高まる、賃貸すれば賃料を月々得られるなど、融資担保とキャピタルゲインとインカムゲインとの三冠王だからです。しかし、不動産は非常に高額なので、お金持ちでもローンを組まずに手持ちの資金でポンと気軽に買えるものではありません。また、不動産は所有しているだけで、固定資産税に都市計画税といろいろな税金を毎年納めなくてはなりません。
美術品・骨董は、手元に置いて眺めるだけで楽しくなる上に自分の成功を上品にアピールしてくれますし、作者が文化勲章を貰ったり人間国宝になったりすると価格が跳ね上がるので、お金持ちの道楽の対象として適しています。美術品・骨董は減価償却資産とされ、所有しているだけで償却資産税がかかります。会社のロビーや社長室に飾っていると減価償却資産とみなされ課税されます。
不動産も美術品・骨董も、所有すると毎年税金がかかることを覚悟しなければなりません。
現物の金・プラチナは所有しているだけでは税金がかかりません。売却して利益を得ると50万円を超える部分は譲渡所得とされ課税されます。保有期間が5年以内と5年超とでは課税対象の算出方法が異なります。売却益が50万円を超えにくい100gぐらいの金のインゴットやコインの購入を勧められたことがありますけれど、ちまちま売却するのは面倒ですし、保管場所を忘れて失くしてしまいそうなので遠慮いたしました。