【敬語テスト中級編】「社長がおいでになられました」を正しく直しなさい

くどい「二重敬語」に気をつけよう

相手を敬うときに必要不可欠な敬語ですが、「失礼になってはいけない」と慎重になるあまり二重敬語(=過剰な敬語)になってしまうのはいけません。「二重敬語」とは、ひとつの言葉に同じ種類の敬語を重ねる表現のことです。

たとえば、「後藤社長がご覧になられました」は、「見る」の尊敬語「ご覧になる」に、尊敬の助動詞「れる」をつけた二重敬語です。この場合は「後藤社長がご覧になりました」が適切です。「松本さんがおいでになられました」も二重敬語です。敬語表現としては「松本さんがおいでになりました」で十分です。

【誤】おっしゃられました  → 【正】おっしゃいました
【誤】お話しになられる   → 【正】お話しになる
【誤】ご出席になられます  → 【正】ご出席になります
【誤】お帰りになられました → 【正】お帰りになりました
【誤】お求めになられました → 【正】お求めになりました

「敬意を示しているのだから、少しくらい大げさでもいいだろう」と思う気持ちもわからなくはありません。しかし、二重敬語を連発することで、相手から“くどい”“慇懃無礼”“過剰”と思われては本末転倒です。とくに「二重敬語」がクセになっている人は、十分に注意しましょう。

◇山口 拓朗(やまぐち・たくろう)ビジネスメール
伝える力【話す・書く】研究所所長。出版社で編集者・記者を務めたのちに独立。22年間で3000件以上の取材・執筆歴を誇る。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「好意と信頼を獲得するメールの書き方」などの実践的ノウハウを提供。著書は『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』(日本実業出版社)、『伝わるメールが「正しく」「速く」書ける92の法則』(明日香出版社)など国内外で20冊以上。

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