【移民】あしたから上司が外国人になっても、語学勉強は後回しでいい理由

曖昧表現を嫌う欧米人、スピード命の中国人

【中国人の場合】

①「遅い=無能」認定。中国ではスピードこそ正義

資料の提出を上司から求められた場合、日本人なら細かいディテールや誤字脱字のチェックをした上で提出するのが基本です。メール一通送るのにも細心の注意を払うことでしょう。

しかし中国人の場合、その細やかさは「丁寧すぎる」と映り、逆に評価を落とすことさえあるようです。

スピードを何よりも重視する中国人は、資料に誤字脱字があろうが、整合性が取れてなかろうが、走りながら訂正し、完成形に問題がなければ良いと考えます。無駄な時間がかかるとフラストレーションが溜まってしまうのです。

最近、中国人同士の商談では、名刺交換の前にまずWeChat交換(中国最大のメッセンジャーアプリ)をするのが主流だそうです。形式的な名刺交換なんかよりも、相手の連絡先さえわかれば良いと考えている、スピード重視の象徴です。

中国人上司には、7割の完成度でも良いのでより早く成果物を提出することを心がけましょう。

②メールだけでは完結しない。中国人は直接聞かないと納得しない

中国人と仕事をすると、メールで伝えた内容を改めて直接聞いてきたり、すぐに電話をしてきたりすることがあります。日本人からすると「メールで書いたのに…」と思ってしまうのですが、彼らは直接話して理解したいという気持ちが強いのだと感じます。

現代の日本企業では隣の席の人とですらメールやチャットで会話することも珍しくありませんが、中国人の上司にはアナログなコミュニケーションも大切です。「メールで報告したから終わり」ではなく、改めて直接報告することも念頭に入れて行動しましょう。

③怒っているわけではありません

日本人の中には、「中国語は怒っているように聞こえる」と感じる人もいます。彼らが日本語を話していても、その口調が強く感じることも多いのですが、決して怒っているわけではありません。強い口調に聞こえてしまっても、自分が伝えたいことを一生懸命説明しているだけであることが多いのです。

ですから、疑問さえ解決すればケロッといつも通りに戻ります。日本人からすれば「さっきはあれだけ怒っていたのに…」と不思議に感じますが、口調や話し方よりも、彼らが話している内容にフォーカスして、「なにが問題なのかな?」と想像し、理解してあげましょう。

互いの文化や特徴を理解しよう

外国人と同じ職場で働くことが当たり前になる時代は、もうすぐそこまで来ています。職種や国籍によって細かな違いはありますが、外国人は日本人とは仕事に対する考え方が違います。そのことを理解しておけば、いざ外国人と共に働くことになっても、慌てずに良い関係を築けるはずです。

お互いの文化や特徴を理解した上で、折り合いを付けながら働くことができると良いですね。

◇松村 麻里(まつむら・まり)
行政書士
松村法務事務所代表
外国人のビザ申請及び外資系企業の日本進出サポートに従事。過去に相談を受けた外国人は1万人を超える。日本で働く外国人から数多くの相談を受けており、日本における外国人問題の調査も行っている。

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