東証マザーズ上場で人材派遣を手掛けるキャリアは25日、同業のキューボの株式を取得し、子会社化することを検討するために株式取得に関する基本合意書を締結すると発表した。キューボが発行する株式の過半数の取得を予定しているが、取得株式数、取得価額は未定。19年1月1日に株式譲渡を実行する予定。
キャリアは、「高齢化社会型人材サービス」として、アクティブシニアの就労機会の創造を推進するシニアワーク事業、主に介護施設に対して、看護師・介護士等の有資格者の人材派遣、人材紹介及び紹介予定派遣を行うシニアケア事業を行っている。
キューボは、キャリアの運営するシニアケア事業と同様の事業を行っており、キャリアの運営するシニアケア事業の業績拡大とそのために必要となる人材の確保が実現できるものと判断し、基本合意書の締結の上、検討を開始することとした。
ゴルフ・リゾートのアジアゲートHDが東北地盤の不動産会社を子会社化へ
東証JASDAQ上場でゴルフ場建設・運営などを手掛けるアジアゲートホールディングス(HD)は25日、東北を地盤に不動産事業を展開する東日本不動産の株式を取得し、子会社化することで基本合意したと発表した。取得株式数は確定していないが、東日本不動産が発行する株式数の9割超の株式を取得することで基本合意している。取得価格は未定。株式譲渡は18年12月の予定。
アジアゲートHDは、、主にゴルフ・リゾート事業、建設事業、不動産事業を展開している。東日本不動産は1983年に、アパート・マンションの賃貸仲介会社として設立され、その後、東北地方を中心にオフィスビルの賃貸事業や複合商業施設の開発事業などを展開している。アジアゲートHDは今回の株式取得により、両社の中核事業である不動産事業の規模拡大、効率的な運営体制の構築が期待され、また、両社において蓄積された人的資源やノウハウの共有化を進めることで、これまで以上に事業展開を行うことが可能になると判断し、株式取得に向けた協議を進めることについて、基本合意した。