「ご縁」と「情熱」、お仕事のすべて。

心を据えるビジネス道 第三回

「情熱」は「ご縁」を大切にする努力を続けることであり「運」の素だ!

さて、もう一つの「情熱」。
これももの凄く大切で、せっかくの「ご縁」をいただいても、自分の中にその「ご縁」を拡げていく、「ご縁」を絶やさずに仕事にしていく、という「情熱」がなければ、せっかく良い「ご縁」を頂戴しても、その瞬間で終わる「短命なご縁」になってしまいます。

「ご縁」というものは、ひとつずつ、ひとつずつ、藁を編み込んでいくようにしていくと、太い綱のような「ご縁」になっていきます。最初に出会った瞬間の「ご縁」というものは、本当に「一本の藁」のようで、もろくか細いものです。もろくか細い「ご縁」を、自分の「情熱」が時間をかけて「太いご縁」にしていくのだと思っています。

また普段から「情熱」を持っておかないと、出会った「ご縁」に気づかないことも・・・。
せっかくの「ご縁」が目の前にあるのに、自分の心の中が冷めていたら、そのせっかくの「ご縁」に気づかないで、その前を通り過ぎてしまうということも多いのです。
「良いご縁」に「出会える、出会えない」「気づく、気づかない」ということで、人生は大きく変わります。
あの「ご縁」があったから、私の人生が良くなったとか、仕事が上手くいったとか、振り返ってみると、あなたにも沢山あるはずです。

それを「運」と普通は言うのかもしれません。
でもその「運」というのは、自分の目の前にある「良いご縁」に気づくか、気づかずにやり過ごしてしまうのか、ではないでしょうか。そんなことで「運」というのは、左右されてしまうのです。ですから「運」というのは、絶対に自分で「引き付ける」ことができるものだと思っています。

ここまで書いて、読み直してみると、なんだか非常に精神論とかスピリチュアルな感じで、読んでもらっている皆さんに「引かれないか」かなり心配です。
そこで大先輩の言葉に助けを求めましょう。
松下幸之助さんの本を読んだとき、私の心に残っていたのは、松下幸之助さんが人を採用するときの質問です。
松下幸之助さんは面接で本人に直接、こう質問をされていたそうです。
「あなたは、運が良いですか」と。
これが、私なりには、今回お話した「ご縁」と「情熱」ということなのかなと思います。まあ、これ「我田引水」というのでしょうが・・・。
第四回 ご縁が出来たら「何をどう学ぶか」を考えよう! はコチラ

◇谷口 健太郎(たにぐち けんたろう)
ディーコープ株式会社(DeeCorp Limited)代表取締役社長。早稲田大学大学院理工学部工業経営学科卒。1987年、日商岩井(現、双日株式会社)へ入社。営業としてトルコなどに赴任しプロジェクトを多数手掛ける。2000年、ソフトバンクに転職。2002年、執行役員として同グループ会社のディーコープ株式会社へ転籍。2006年10月、同社代表取締役に就任。2012年6月に代表取締役を退任するが、2014年4月に株主の要請もあり再度代表取締役に就任。

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