「マインドセット」を変えるとどうなる?知識やスキルよりも大切なこと

【インヴィニオ代表 土井哲】デキるビジネスパーソンへの「自分開発講座」②

マインドセットを変えれば行動も変わる

「認知」は、仕事の成果を観察することから生じるだけではなく、自分や外部環境に対する「思い込み」などからも生じます。

例えば、日本はいま「人口減少」の流れの中にあり、特に消費財の国内市場は間違いなく縮小します。一方でアジアやアフリカでは人口は「増加傾向」で、日本企業は国内市場から海外市場へといかに経営資源をシフトしていくかを必死に考えています。

しかし、もし、あなたの「視野」が狭く、海外の状況について全く知識が無いような場合、国内でのシェアが高い自社の「成功」から、「当社は業界ナンバー1の会社である。何も問題がない、イケている会社だ」という「認知」が形成されてしまうと、改善意欲や挑戦意欲は湧きづらくなります。

このように自分や外界に対する「認知」は、その人の「行動」に大きな影響を及ぼしますし、行動の結果である「仕事の成果」にも影響を及ぼすことになるのです。

私がやっている「エデューサー」という(聞きなれない)仕事は、まさに、その人の「認知」を変えるような「刺激」を与えることで社員の「マインドセット」を変え、本来持っていたその人の「動機」を引き出して行動化を促す仕事なのです。

研修という仕事をしていて「認知」を変えるのにとても「有効」だと感じているのは、

①普段接している上司や部下、同僚から自分を評価してもらう360度評価
②顧客への直接インタビュー(プロトタイプを見せながら本音を引き出す)
③競合の詳細な調査(Competitive Intelligence)
④(全世界の人口動態を知ることも含めて)未来洞察、時代分析

の4項目です。

自分の狭い世界に閉じこもらず、固定観念を持たずに、視野を広げる。耳障りのよくない自分に対する「評価」も素直に受け入れる
そのような努力によって「認知の歪み」を矯正していくことが「成長」には不可欠です。これは「知識」や「スキル」の習得より、ある意味、重要なことなのです。

【インヴィニオ代表 土井哲】デキるビジネスパーソンへの「自分開発講座」

◇土井 哲(どい さとし)
株式会社インヴィニオ代表取締役社長
東京大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行。在職中にM.I.T.(マサチューセッツ工科大学) スローン経営大学院卒業。92年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。主に通信業界、ソフトウェア業界のコンサルティング、情報システム構築のコンサルティングに従事。同社を退社後、95年ベンチャー企業支援のコンサルティング会社の設立に参加。97年7月、インテリジェンスビジネスプロフェッショナルスクール運営会社、株式会社プロアクティア(現株式会社インヴィニオ設立に伴い代表取締役社長に就任。経営者養成の研修の企画のほか、企業の実際の課題をとりあげた戦略研修などを担当。

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