「気配り上手」はなぜ公私ともにモテるのか?

気配りのプロが教える初対面で相手の心を掴む方法

ビジネスの分野で成功している「ハイクラス」な人には、ある共通点があります。それは、気配りがとても上手だということです。初対面の相手に「また会いたい」と思ってもらえる人は、ビジネス、プライベートともに結果としてモテるのです。「ハイクラス」に近づくため、きょうからすぐに実践できる気配り術についてご紹介します。(コミュニケーションコンシュルジュ 吉田正美)

気配り ビジネス

気配り上手は初対面で相手を唸らせる

「気配り」の大切さは誰もが理解しているところだと思います。しかし、目まぐるしく時間が過ぎるビジネスシーンでは、「気配り」を疎かにしていると見受けられる場面が多々あります。特に男性は、知見を第一に捉え、ヒューマンスキルを後回しになさる方を多くお見かけします。

豊富な専門知識を伝えることはもちろん大切なことです。しかし、厳しいビジネスの世界では、それだけでは勝負できません。「誰から話を聞くか」ということも大切な要素なのです。一流が顔を合わせる世界で一期一会のチャンスを掴むためには、豊富な専門知識はさることながら、自然と人の心に残る気配りができることは欠かせない能力です。

初対面の相手を唸らせる専門知識は、一朝一夕で得ることはできません。しかし、相手の心に残る気配りは、意識さえすればきょうから実践することができます。もちろんマナーやコミュニケーションの分野は、実践すれば即結果につながるようなことではありません。しかし、言葉の使い方や立ち居振る舞いなどの品格、佇まいなどを意識するだけで、相手に一目置かれ、「もてなす人」から「もてなされる人」にステージアップすることが可能です。

気配りが上手にできない人の4つの共通点

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私が見ている限り、気配りができていない人には4つの共通点があります。

①「魔のDフレーズ」で相手のエネルギーを奪う人

 「どうせ無理」「でも」「だって」…。頭に「D」のつく否定的なフレーズを頻繁に口にする人は、知らず知らずのうちに相手のエネルギーを奪ってしまいます。「ハイクラス」は常に上を目指していますから、否定的な思考を持っている人とは、二度と会いたいと思いません。むしろ「ハイクラス」な人は、「だったらこうしてみよう」と自らアイデアを提案することが多いです。

②別れ際に本音が見えてしまう人

接客の世界では「出迎え三歩、見送り七歩」と言われるほど、別れ際の印象は大切です。お客様がお帰りになったと油断してつい本音が出たり、疲労感溢れる表情が見えてしまったりすると、精一杯のおもてなしが水の泡になってしまいます。ビジネスの世界でも、別れ際には特に慎重になりましょう。

③見返りを求める人

ビジネスの世界では、行動を起こす際に、損得勘定はどうしてもついて回ります。「Win-Win」の関係を築くことがベストですが、あからさまな言動をしてしまうと裏目に出てしまうことがあります。いわゆる「ハイクラス」な人は、相手の夢や目標を実現することに喜びを感じる「ご恩送り」の精神を持っている方が多くいらっしゃいます。

④いつでも自分軸で行動してしまう人

例えば宴席でお店の予約を取る際に、自分の好みにばかりこだわった選定を相手方にされたとしたら、どのように感じますか?せめてアレルギーの有無くらいは相手に尋ねる気遣いが欲しいところ。「配慮がない」という印象が一度付いてしまうと、取り返すことは困難です。

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