サッカー日本代表の本田圭佑選手(オーストラリアAリーグ、メルボルン)が手がける個人ファンド「KSK Angel Fund LLC」が、荷物一時預かりサービスを展開する「ecbo(エクボ)」に第三者割当増資による出資を行った。エクボが8日、発表した。
エクボは2015年設立のITベンチャーで、「荷物を預けたい人」と「荷物を預けるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービス「エクボクローク」を運営する。コインロッカーの代わりにサイトで事前予約をし、カフェや美容院、レンタサイクル、着物レンタル店、神社、郵便局などの多様なスペースに荷物を預けることができる。2017年1月に東京都内でスタートし、現在は京都、大阪、福岡、沖縄、北海道などの主要都市で展開している。国内外の旅行者だけでなく、イベント客や買い物客などにも利用されている。
エクボの工藤慎一社長と本田選手が共通の知人を通じて知り合い、互いのビジョンに共鳴したことがきっかけ。本田選手は「工藤さんのバックグラウンドや事業を知り、ビジネスに対するセンスや感覚の鋭さが備わっている印象を受けた。事業内容も先見の明があり、多くの人たちにとって感動してもらえるようなサービスになると確信している」とコメントした。エクボは2025年までに世界500都市にエクボクロークを広げるという目標を持っており、本田選手と協力して新たな提携先の開拓などを図っていく。