トランプ政権が引き金!? 間もなく起こるバブル崩壊、これだけの根拠

リーマン・ショック時の切れ者財務官が語る 世界経済の深層

繰り返されるバブル崩壊

歴史的な経済危機から我々は何を学んだのか。インタビューの中で、篠原氏は何度も「バブルは難しい。起ってみないとわからない」と繰り返した。専門家でさえもいつ弾けるかわからないし、弾けてみないと規模も読めないのがバブルの恐ろしさ。それを踏まえ、篠原氏は「バブル崩壊は繰り返す」と断言した。

「バブルを繰り返すのは、歴史を見れば明らかです。資産価格が上がりすぎて潰れる。我々が資本主義という中で生きている限り、それは避けられない。バブルが来るぞ、崩壊するぞと思っていても、起きてしまうのが宿命なんです」

それも、崩壊時のインパクトは時を経るごとに大きくなるという。

「実体経済に比べて金融取引の相対的な負債がどんどん大きくなっている傾向がある。GDPの大きさと、世界的な金融資産の大きさを比較してみると、実体経済に比べて金融資産がどんどん大きくなっている。ということは、バブルの振幅というのがどんどん大きくなっているんです。グローバライゼーションが起きて、世界中に波及しやすくなっているという環境にもある。これから、バブルができて崩壊するというプロセスは、どんな形であれ、傾向としてはどんどん大きくなっているということが言えると思います」

来年には何かが起こる

リーマン・ショックから間もなく10年。その間、各国で金融規制の強化は急速に進んだ。景気も世界的に回復傾向にある。篠原氏は「金融市場が凍りついて世界経済活動全体が縮小してしまうようなリーマン・ショック級のバブル崩壊は当面想定する必要はない」とした上で、「早ければ今年、遅くとも来年には何かが起こる」と予測する。

「現状を見ると、これだけ金融緩和が続き、成長速度は緩やかだが、景気がいい状態が続いている。バブルが積みあがっている途中にあることは間違いないと言えます。どこの段階で崩壊するのかは誰にもわからない。ただ株価を見ると、ここまでずっと順調に上がってきましたが、今年になってからは上がったり下がったりが続いている。これはだいぶピークが近づいているという証明です。そうすると早ければ今年、遅くとも来年には何かが起きるだろうなというのが考えられます」
さらに、バブルが崩壊するプロセスにはある‶法則″があるという。

「バブルというのは金融的な現象です。金融的なバブルの崩壊というのは、実体経済が落ちるよりも、先に来る。リーマン・ショックの時もそうだった。今回も、少なくとも来年の初めくらいまでは、世界経済は緩やかな上昇が続くと思います。でも金融的なバブルがそこで崩れてしまう可能性は非常に高い。だから、今調子がいいからと言って、今回は大丈夫だと思っていると、後で痛い目に合う。歴史は繰り返します」

ページ:
1

2

3

月間人気記事ランキング

  1. 登録されている記事はございません。

連載・特集

松下幸之助

PR

  1. EnCube(インキューブ)の効果は嘘?日本人が英語を話せない本当の理由
  2. 「転職させない」転職エージェントが考える真のキャリアアップとは?
  3. もしドラ 村瀬弘介 もし現代の経営相談をドラッカーが受けたら

《絶賛販売中!》Soysauce Magazine 創刊号

ソイソースマガジンオンライン
PAGE TOP